
社長のイチゴに対する想いに並々ならぬものを日々感じているんだけど、今日はそこのところをがっつり聞いていくメェ

イチゴというよりも『感動』を届けたいって気持ちで毎日イチゴに向き合っているよ。

おお...最初から熱いメェ...

イチゴは大きければ大きいほど美味しいと言われているよ。
もちろん環境や管理によって変わってくるけどね。
もっと言えば赤いところの表面積がある方がいい。
なので実は綺麗な円錐形より扁平でゴツゴツした形の方が美味しいよ。

メェ!そうなんだ!大きさのインパクトだけで、味は大味になってしまうのかと思っていたメェ!
じゃあ、どんどん大きくしていこうよ!

おいおい、インパクトだけで大きなイチゴを作っているわけじゃないよ。笑
そして、そんな簡単じゃないんだ。
一般的なイチゴの平均果重は20g程度なんだけど、風農園では80g以上を目指しているよ。
でも、そのサイズを目指せるのは、厳寒期に限られるうえに、シーズンを通してチャンスは1株に1回しかないんだ。
植え付けた 「紅ほっぺ」約7000株のうち、その能力を備え持った株は1000株程度、つまり1000粒だけしか収穫出来ないんだよ。

だったらたくさん植えたらいいメェ…

もちろん、そうしたい気持ちあるけど、今はその1000粒に全てを賭けようと思っているからね。
これ以上作ってしまうと手が回らなくなって品質を下げてしまうことになるかもしれない。
1ミリも妥協したくないから、当分増やすつもりはないよ。
こだわりすぎて総収穫量はかなり少なくなってしまうけれど、「量」より「質」を取った結果で、これが僕たち風農園の「覚悟」なんだよ。

覚悟が詰まったイチゴ…
今まで簡単に考えていてごめんメェ…

それからイチゴは開花から収穫までの日数が長ければ長いほど美味しいとも言われているよ。

え、そんなのコントロール出来るの?

日射量(太陽の光)は無理だけど、ビニールハウス内の温度はコントロール出来るからね。
本来「量」を考えると暖房機で加温して生育を促し、収穫の回転を良くしたいところなんだけど、風農園では果実が凍らない程度の低温管理で「質」をとっているんだよ。

だから美味しくなるけど収穫量が減ってしまうんだな…
いつも社長がイチゴを「作品」だって言うのが少しずつわかってきたメェ!

ただし、この管理は「土壌」で栽培していることが条件。
近年は高設ベッドを利用した栽培が主流となっているけれど、土壌から隔離されていて「地温」が確保出来ず、同じような管理が難しいから、こだわりの「紅ほっぺ」だけは「土壌」で栽培しているんだ。

土のほうが管理しやすいのも意外だメェ

風農園が「土壌」にこだわる理由のひとつに根域(根が張る範囲)があって、大きく、そして高く形成した畝に植え付けるのと、根域が制限されている高設ベッドに植え付けるのとでは、根量に大きな差が出るんだよ。だからお世話の仕方が変わってくるんだ。

えー、同じイチゴでも栽培方法が変わるとお世話の仕方まで変わるんだ~。

大きく変わってくるのは与える水の量。当然土壌で栽培しても、たくさん水を与えてしまったら、高設栽培と同じになってしまうよ。
味の「濃さ」と「深さ」を追求するには極限まで控える必要があるんだ。

なるほど!
水を与える量で味に影響があるんだメェ!

この水管理によって、味はもちろん「傷みにくい」と評価を受けるようになったよ。

「傷みにくい」ってすごくうれしいメェ!

もうひとつは有用な微生物がたくさん生育していることが挙げられるよ。
この微生物が施用した選び抜いた有機肥料を分解して緩やかにイチゴが吸収していく。
その環境を整えるために定期的に土壌診断を行って、健康な土作りを実践しているよ。

微生物もイチゴを美味しくしていたとは…
ふ、深すぎる…イチゴ…

潤沢に水を与えられたイチゴは、味が薄くなるだけでなく、果皮が柔らかくなるため傷みやすくなるものの、その反面ストレスなく生育するため、きれいな円錐形になり、秀品率が上がるよ。

きれいなイチゴはストレスフリー!

でも、風農園では潅水量を抑え、低温管理でゆっくりゆっくり育てているので、イチゴは円錐形にならずに、表面積がありゴツゴツした形になっているんだ。

ストレスを与えることで美味しくなっていくんだメェ。
人間も多少のストレスがあったほうがいいっていうもんメェ。
不格好に見えるあのイチゴの形は美味しい証拠だメェ。

鮮やかな艶にもこだわっているよ。
イチゴの収穫適期は、たった1日しかないんだ。完熟したタイミングを逃さないように早朝に収穫してその日の夕方に発送しているよ。

艶まで!!
こんなにたくさんのこだわりと想いがあったら、たくさん作れないのもわかるメェ。

『土壌』で栽培した「紅ほっぺ」のみ、贈答用パッケージにサイズ、形を揃えて5段階に選別。
最も大きなサイズ(80g以上)のみをどっすん苺と銘打って数量限定商品としてリリースするよ。
その他2Lサイズまでをレギュラーパックに、それ以下のサイズは業務用、出荷用に選別するんだよ。

どっすん苺食べたいメェー!!!
社長のイチゴに対する愛と覚悟が伝わったメェ。
最後に社長からみなさんへメッセージをどうぞ!

糖度はもちろんのこと、濃厚で深みがあり、締まった果肉から溢れ出す果汁。
こだわりの土壌での究極の管理から産まれる唯一無二のイチゴ。
国内最高品質、最高食味だと自負しております。
風農園の全ての情熱を注ぎ込んだ作品です。